祭好会

鏡絵は楠木正成兄弟が湊川戦死の場面。見送り絵は、父正成と桜井で別れる楠木正行です。
あの哀調を帯びた笛は、過去に生きた人々を追悼する悲しき音。あの躍動する太鼓は、今を生きている証明の音。これに調和する未来への希望が込められた鉦の音。この囃子の音に私達は喜怒哀楽を一度に聞かされ、説明の仕様の無い感情に取り憑かれるのである。平成9年in 1997

正成、正季、苦悩の湊川出撃

楠木正行、桜井にて父と別れる